絵画と想像力
ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊
ブックデザイン:林琢真デザイン事務所
編集:ベルナール・ビュフェ美術館
収録作品数:52点
サイズ:A4横型
頁:72頁、ソフトカバー
言語:日本語
発行:ベルナール・ビュフェ美術館
発売:ベルナール・ビュフェ美術館
刊行日:2018/3/17
価格:¥1,650(税込)
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ベルナール・ビュフェ美術館開館45周年記念展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」のカタログとして刊行されました。本展は、1950年代にフランスと日本で、戦争の記憶を描き、社会現象ともいえる反響を生み出したビュフェ、丸木位里・俊の交錯に注目するものです。
ビュフェは戦時の感情を自身の記憶と主観に基づいて描き、丸木夫妻は被爆者たちの証言に耳を傾け、一人ひとりの物語を「原爆の図」に託し、戦争がもたらした痛み、絶望、人間性の喪失などを、想像力によって絵画に表しました。
本書には、当館創設者に感銘を与え、戦後フランスの不安感や虚無感を反映したとされるビュフェの1940-50年代の作品、「原爆の図」制作前後に制作された丸木位里・俊それぞれの多彩な作品46点を掲載。さらに、1980年代に丸木夫妻の元に通い、その制作と生活を写した写真家・本橋成一の作品と、国を越えた三者の共鳴を様々な視点から論じる3本のテクストも収録。三人の画家の想像力が、戦争という現実をどのようにとらえ、絵画に表していったのかを考える、初の一冊です。


【収録作家】ベルナール・ビュフェ、丸木位里、丸木俊、本橋成一
【寄稿】岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)、水沢勉(神奈川県立近代美術館館長)、松岡佳世(ベルナール・ビュフェ美術館学芸員)