ロベール・クートラス
僕は小さな黄金の手を探す
ブックデザイン:須山悠里
編集:森 陽子、松岡佳世、井島真知
収録作品点数:156点
頁:224頁、ソフトカバー
言語:日英バイリンガル
発行:NOHARA
刊行日:2016/4/9
ISBN:978-4-904257-34-0
価格:¥3,240(税込)
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フランス・パリ生まれの画家、ロベール・クートラス(1930-1985)。当時「現代のユトリロ」、「第二のベルナール・ビュフェ」として売り出されたこの画家は、流行に左右される美術界での活動に苦しみ、画廊を離れ困窮の中で制作することを選びます。画家がその生涯をかけて描いたのは、小さな紙片を独自の神話のイメージや抽象的な模様で彩ったカルト、人間と動物の間のような生物が佇む静謐なグアッシュといった、一見ユーモラスな中に静かな悲しみを湛えた作品でした。画家を捉えていたのは華やかな美術界の流行よりもむしろ、石工として働いた青年時代に育まれた中世の職人世界への憧憬、パリの街角に暮らす人々や動物たちの生活、古きフランス人の精神が宿る民衆芸術といった、長い時間が醸成したものだったのです。 2015年に没後30年を迎え、フランス・日本で続く回顧展により再評価の流れにあるクートラス作品。本書では、リヨン時代の初期油絵からカルト、グアッシュ、彫刻、デッサンなど作品約160点に加え、制作の様子が伝わる資料写真、多彩な寄稿文でクートラスの作品世界の全体像を浮き彫りにします。

[寄稿]
岸真理子・モリア(クートラス遺作管理人)
杉戸 洋(美術家)
堀江敏幸(小説家、フランス文学者)
松岡佳世(ベルナール・ビュフェ美術館学芸員)